通常のqmailの設定と同様にcontrol/localsとcontrol/rcpthostsに実在ドメインのFQDNを記述します。
次に、パスワードデータベースを作成します。rootの権限でvida-pwdbinitを実行してください。次に例を示します。
# vida-pwdbinit
システムにアカウントを持っている実在ユーザの場合に行うことはMaildir形式のメールボックスを作成することとパスワードの登録を行うことです。
$ cd $ maildirmake Maildir $ vida-passwd
qmail-startを起動するときにメールボックスの形式として"./Maildir/"を指定していない場合は.qmailファイルに"./Maildir/"を指定してください。
$ echo "./Maildir/" > .qmail
checkpasswordパッケージのコンパイル時に/etc/passwdを使うように設定した場合は平文認証に関してはvida-passwdで登録したものを使わないので注意してください。
システムにアカウントを持たない仮想ユーザの場合は「仮想メールボックス」を参照してください。