checkpasswordがqmail-vidaパッケージにより拡張された機能を示す。
平文認証だけでなく、APOPとCRAM-MD5による認証が利用可能である。
qmail-pop3d と qmail-smtpd
デフォルトでは/etc/passwdを利用せず、独自のパスワードデータベースを利用している。このデータベースの形式は CDB であるため、ユーザ数が多くなっても非常に高速に認証を行うことができる。
平文認証に/etc/passwdを利用したい場合はコンパイル前にファイル conf-withpasswd の内容を "1" に書き換える必要がある。このとき、conf-blockuid に記述されたUID以下のユーザに関しては認証を行なわないため、conf-blockuid も必要に応じて修正する。デフォルトでは UID が 10 以下のユーザは認証を行なわない。なお、現状では PAM 認証に対応していない。
仮想メールボックスにアクセスできる機能が用意されている。
IPアドレスベースおよびログインIDベースのバーチャルドメインのユーザの認証を行える。
環境変数 DOMAINOWNER にはドメインを所有・管理するユーザを記述する。実在ドメインの場合は省略可能である。
ログインIDベースのバーチャルドメインを運用する場合には環境変数 DOMAINOWNER に空の値を設定する。
ログインIDベースのバーチャルドメインを運用する場合にはログインIDのユーザ部とドメイン部のデリミタとして環境変数 DOMAINDELIMITERS に設定した文字を利用する。デフォルトでは"@%"が設定されている。